ごらんのように、左右のバランスがとれている普通の酸素に比べどこかアンバランスな状態が『活性酸素』です。
「自分が不安定なため、安定したくて近くの分子から電子を奪い取ってしまう」これが『酸化させる』(サビさせる)という行為です。
活性酸素は体のいろいろなところで細胞を酸化させ、正常な働きを失わせ、老化や病気を引き起こすといわれています。中でもヒドロキシラジカルは最も反応性が高く、体内の脂質・糖質・たんぱく質などを酸化して悪影響を及ぼすといわれています。生きていくのに欠かせない酸素から発生するものなのでゼロにするのは不可能ですが、食生活や生活習慣、環境の工夫で抑えることは可能です。
『サビ止め』になるものは総称して『抗酸化物質』と呼ばれ、体内で作られる酵素、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やグルタチオンなどと、体外から摂取するビタミンE、ビタミンC、セレン、βーカロチン、リコピンなどがあります。食生活では出来るだけこうした抗酸化物質を摂りいれるよう心がけましょう。
活性酸素の発生しやすい条件は、紫外線・排気ガス・タバコ・お酒・食品添加物・ストレスなど、こちらは極力避けるよう工夫しましょう。 |
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●ビタミンE/アーモンド・たらこ・ゴマ
主に細胞膜の表面に存在し、ヒドロキシ
ラジカルを消去
●ビタミンC/グレープフルーツ・レモン
いちご・ピーマン
細胞内外で生じるヒドロキシラジカル・
スーパーオキシドなどが細胞を攻撃する
前に消去
●β-カロチン/にんじん・かぼちゃ・ほうれん草
主に細胞膜の深部に存在し、一重項
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ビタミン「For Her」は日本未発売ですが、
活性酸素退治におすすめの品。
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しましょう。 |